2018年10月13日
パワーハラスメント対策導入マニュアル(第3版)を公表/ご相談はくぼた労務行政事務所まで!
職場のパワーハラスメント問題の予防・解決に向け、厚生労働省の委託事業として開設されている「あかるい職場応援団」から、「パワーハラスメント対策導入マニュアル(第3版)」が公表されました。
このマニュアルは、パワーハラスメント対策に取り組む企業が参考にできるよう、取組のポイントを解説したものです。
研修資料やアンケート用紙など、取組みに必要な参考資料を豊富に収録しています。
第3版では、パワーハラスメントについて社内で相談があった時の、相談者への対応や事実確認の方法、とるべき措置の検討方法が具体的に解説されています。
職場のパワーハラスメントは、都道府県労働局や労働基準監督署等への相談が増加を続け、ひどい嫌がらせ等を理由とする精神障害等での労災保険の支給決定件数は高水準で推移しています。(表1)
個別労働紛争解決制度の施行状況(平成30年6月)では、「いじめ・嫌がらせ」が平成24年度以降すべての相談の中でトップの件数となっています。
また、平成28年度に厚生労働省が実施した「職場のパワーハラスメントに関する実態調査」によると、過去3年以内にパワーハラスメントに該当する相談を受けた企業は36.3%、過去3年以内にパワーハラスメントを受けたことがある、と回答した者は32.5%であり、この問題が依然として社会的な問題であることが明確になっています。同時に、従業員規模が小さい企業ほど、パワーハラスメント対策が進んでいないという課題も明らかになっています。